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仔犬を迎える*01

仔犬の飼育
■Puppy's Life                                                                  

はじめに新しい家族の一員となった仔犬は、まだ赤ちゃんのため、環境の変化や移動に弱く、ストレスなど予期しないことで体調を崩すことが多い、とてもデリケートな状態です。この項目では、ご家庭にお連れいただいてから、約1ヶ月間の飼育において注意していただきたいことをご紹介しています。犬ちゃんを初めて飼われる方も、飼育経験者の方も、ご家族全員でご一読いただき、実践してくださるようお願いします。

記載されていること、またそれ以外のことでも、よく解らないことや質問などがあれば、お気軽にご相談ください。

  子犬のお家を作ろう   子犬の生活
  子犬の睡眠   子犬の体温
  生活環境への注意   仔犬のための道具
  仔犬の食事   推薦処方食
  食事を与える時の注意   仔犬の体調不良
  子犬のお手入れ   ワクチン[予防]接種
  狂犬病予防接種   飼い主の義務(狂犬病予防法)
  フィラリア症の予防   外部寄生虫(ノミ・ダニ)
  腸内寄生虫   予防医療で早期発見!早期治療ができます

 仔犬のお家を作ろう
 
  • 仔犬を我が家に迎えたら、最初に、仔犬が休んだり、眠ったりするための専用のスペースを用意します。環境が変化したばかりの仔犬は、緊張しており、とても疲れやすく、体調を崩しやすくなっているので、サークルなどの落ち着ける場所を作ることで、仔犬の疲労を和らげることができるからです。
  • リビングルームなど、家族が集まる部屋に設けると、仔犬の様子が観察できると共に仔犬も家族と一緒にいられることで安心して過ごせます。
  • また、お子さまがいる家庭では、仔犬に触れたり、構い過ぎてしまい、仔犬が落ち着いたり、寝付くことができないことが多いので、サークルでの生活が必須となります。
  • ベットはエアコンや冬の冷気から仔犬を守るために、屋根のあるタイプのものか、上部に屋根を作ってあげます。仔犬は体温調節が上手くできません。秋-冬は
    ペットヒーターを使って、寒くならないように、十分注意してください。
  • サークルは、直射日光が当たらず、夏は涼しく、冬は暖かく、また、清潔な状態が保てるように、掃除のしやすい場所を選びます。
   
  1. サークルを設置する場所を決め、床を消毒します。
    普通にお掃除をした後、消毒薬を拭きかけて、雑巾などで乾拭きをします。
  2. サークルや敷物など仔犬が使うものも消毒します。
  3. サークルの中には、ベット・トイレ・給水器を配置し、食事を摂る場所を準備します。
 
 仔犬の生活
 
  • 仔犬にとって、一番大切なのは、暖かくしてよく眠ることです。ご家庭に来て12週間は、静かでやさしい環境を作り疲れさせないように注意します。
  • 仔犬が眠っているときは、起こしたりしないでそのまま休ませます。
  • 仔犬の自由に任せて遊ばせます。興奮させないように注意します。
  • 必要以上に遊び相手になってしまうと、仔犬が興奮して運動会のようになってしまいます。体力以上に遊ばせると、後で疲れが出てきて、食欲不振や消化不良・下痢・発熱などの原因となります。
  • サークルの外で遊ばせる時間は、1回につき10-15分程度で、1日2-3回を目安にします。※サークルの外で遊ばせるときは、その前に、遊び場所を消毒します。消毒方法は、床に消毒薬を拭きかけ、雑巾などで乾拭きをします
  • 新しい環境の中で、仔犬は強いストレスにさらされています。そっと休ませる優しさも必要です。
  • 10日間を目安に、新しい家庭の環境に慣らしていき、十分順応したら、少しずつ遊ぶ時間・回数を増やしていきます。
   
 仔犬の睡眠
  仔犬の頃は、1日の18時間以上を寝て過ごします。十分な睡眠が摂れていないと、神経質になり、体調を崩す原因となります。起きている時間が多いようでしたら、飼育場所など、環境を見直してあげましょう。

   
 仔犬の体温
  仔犬は人よりも体温が高く、37.5℃-38.5℃が平均体温です。
この体温は、直腸(肛門)に体温計を挿入して計る体温です。ご家庭で体温を測るときは、後ろ足の内腿に体温計を挟んで検温し、上記の体温より0.5℃ほど低い温度であれば、平熱です。
 
 生活環境への注意
 

消毒
さまざまな病気から仔犬を守るためには、清潔な環境で飼育することがとても大切です。サークルやその中のベッドやトイレをはじめ、仔犬が歩き回るスペースは、毎日の消毒がかかせません。十分な消毒・殺菌効果を得るためには、「動物用医薬品」の消毒薬を使用する必要があります。ワクチン接種が終わって、仔犬が免疫を獲得するまでは、「動物用医薬品」の消毒薬を使用してください。(当動物病院にて処方しています。)

手洗いの励行
ペットと人との間には、「人畜共通疾患」と言って、ペットから人に、人からペットに移る病気があります。また、外出時に衣類や体にペットに有害な雑菌やウィルスを人が持ち込んで来る危険があります。外出先から家に帰ったとき、仔犬に触る前、触った後は必ず石鹸での手洗いを励行してください。特に、他の犬を触った後、他のペットの排泄物を触ったり近づいた後は、「動物用医薬品」の消毒薬で消毒してください。

気候・寒暖差への注意
仔犬の頃は、自分で体温が上手く調整できません。そのため、気温の変化に弱く、すぐに体調を崩してしまいます。仔犬にとって快適な環境は、気温が24℃26℃、湿度が50%程度なので、季節に応じて上手に調節します。
冬期は、ベットにペットヒーターを入れて保温します。この時、ヒーターによって体が熱くなり過ぎないように、涼める場所も作っておきます。
また、夏期は、エアコンからの冷風が直接仔犬の体に当たらないように注意して、涼しい環境を作ってあげましょう。
冷暖房機を使うと、どうしても室内は乾燥傾向になりますが、乾燥した環境は、ウィルスが活性化(繁殖・感染力が強い状態)します。加湿器などを使って、湿度を50%程度に保ってください。   仔犬の快適な環境=室温:24-26℃、湿度:約50%

   
   

 

 




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