仔猫をむかえる

ニャンコの部屋

仔猫の飼育

はじめに新しい家族の一員となった仔猫は、まだ赤ちゃんのため、環境の変化や移動に弱く、ストレスなど予期しないことで体調を崩すことが多いとてもデリケートな状態です。この項目では、ご家庭にお連れいただいてから、約1ヶ月間の飼育において注意していただきたいことをご紹介しています。猫ちゃんを初めて飼われる方も、飼育経験者の方も、ご家族全員でご一読いただき、実践してくださるようお願いします。

記載されていること、またそれ以外のことでも、よく解らないことや質問などがあれば、お気軽にご相談ください。

仔猫

まず最初に

  • 家にやってきたばかりの仔猫は新しい環境になれていないので非常に疲れています。
    抱きすぎたり見せびらかして騒いだりせず、そっとしておきましょう。
  1. まず、新鮮な水を与え、ゲージの中で休ませます。
  2. 睡眠は一日20時間程度とります。邪魔をしないようにしましょう。
  3. 新しい環境を知るために、家の中を探索したりします。仔猫の自由にさせて、見守ってあげましょう。

考えられるトラブル

食欲がない
環境が変わったため、2日くらいは食欲がなかったり、元気がなかったりします。
排泄量が少ない
食べる量が少ないので、排泄の量が少なくなります。
脱水症状にならにように、水を十分に与えてください。
元気がない
3~4日経っても続く時は、体調を崩しているかもしれません。獣医師に相談しましょう。

室内飼育のすすめ

『猫は外出するもの』と思われがちですが、外出中の猫には危険がいっぱいです。
たとえば・・・

交通事故
交通事故
迷子
迷子
妊娠
妊娠
猫同士のけんか
猫同士のけんか
伝染病の感染
伝染病の感染

ケンカ・発情などでの猫同士の接触は伝染病の感染の危険がいっぱいです。

  • 猫免疫不全ウイルス感染症
  • 猫伝染性腹膜炎

など、予防ワクチンがまだない病気もあります。
仔猫の時から室内での飼育を続ければ、外出がなくてもストレスの原因になったりすることはありません。
ただし、運動不足になりやすいので、家族のみんなでまめに遊び相手になってあげましょう。

冬の暖房

  • 仔猫は、体温調整が上手ではないので、ペットヒーターなどを使って、暖めてあげましょう。

簡単湯たんぽの作り方

ペットボトルにお湯を入れ、栓をする。
ボトルが変形するので、あまり熱いお湯はいれない。

適温になるようにタオルで包む。お母さんのぬくもりに似て安心。

仔猫のための道具

  • お家に来た仔猫が快適に過ごせるように、以下のものは揃えておきましょう。
食器(2つ)
食器(2つ)
キャリー&リード
キャリー&リード
トイレ&猫砂
トイレ&猫砂
ベッド
ベッド
爪とぎ
爪とぎ
爪切り
爪切り
消臭剤
消臭剤
猫の草
猫の草
ブラシ
ブラシ
ノミ取りクシ
ノミ取りクシ
おもちゃ
おもちゃ
毛球除去剤
毛球除去剤

仔猫の食事

仔猫専用フード

  • 成長期の仔猫は筋肉や骨格の形成のため、タンパク質や脂肪・カルシウムなどの栄養が、成猫約2~3倍必要です。仔猫専用のキャットフードを与えます。
  • 生後2~3ヵ月の頃、食事の嗜好性も出てきます。猫の好みばかりを優先して偏食にならないように注意します。

フード選択の目安

  • 良質な原材料を使用しているフードにしましょう。ドライフードで1kgあたり800円以上が選択の目安になります。

食事の回数

3ヵ月まで 3~6ヵ月 6~10ヵ月 10ヵ月以上
AM 7:00 少なめ
AM12:00 少なめ
PM 5:00
PM10:00 少なめ

食事における注意

  • 以下のものは与えない方がよいでしょう。

ワクチン接種

混合ワクチン接種で、次の病気の感染から愛猫を守りましょう。

  • 猫ウィルス性鼻気管炎
  • 猫白血病ウィルス感染症
  • 猫カリシウィルス感染症
  • 猫クラミジア感染症
  • 猫凡白血球減少症
猫白血病ウィルスワクチン接種
平成8年秋から発売が始まり、猫たちを猫白血病ウィルスの感染から守れるようになりました。

猫白血病ウィルス感染症とは・・・

白血病だけでなく免疫力の低下によって、様々な病気にかかりやすくなる伝染病です。
猫白血病ウィルスが原因です。また、この病気は若猫ほど感染・発病・脂肪率が高いことも特徴です。
仔猫の頃からの予防が大切です。

主な感染パターンと免疫力の低下により引き起こす病気の例

猫同士の感染
猫同士の感染
母子感染
母子感染
  • ガン
  • 貧血
  • 口内炎
  • リンパ腺
  • 流産
  • 風邪のような症状のくりかえし

ワクチンの接種時期

○:混合ワクチン&猫白血病ワクチン

仔猫は、母乳に含まれる免疫で伝染病から守られていますが、その効果は40~100日でなくなります。
免疫のなくなる前に1ヵ月間隔で3回の接種を行います。
成長後は、ワクチンの効果が約1年のため、毎年1回追加接種を行います。

寄生虫の予防&駆除

内部寄生虫

回虫
回虫母子感染・経口感染
条虫
条虫
鞭虫
鞭虫経口感染
鉤虫
鉤虫母子感染・経口感染・経皮感染

これらの寄生虫は、主に猫の血液を吸って生息するため、猫は栄養を取られ、栄養状態が悪くなっていきます。
1度駆除しても再感染率が高いので、定期的な検便と駆除が必要です。

外部寄生虫

皮膚や毛に寄生=ノミ
かゆいだけではありません。アレルギー性皮膚炎や不眠・食欲不振、条虫の感染原因になったりします。

ノミ予防薬
節足動物(ノミなどの昆虫)の卵・幼虫に作用して発育・繁殖を阻害して駆除する経口薬(液剤)。
哺乳類(猫や人)には非常に安全です。生後60日を過ぎたら、毎月1回与えます。
ノミ駆除薬
猫の首筋に薬を滴下して、ノミを駆除します。
速効性:12時間以内にノミを駆除
持続性:効果は約1ヵ月。再寄生防止にも効果があります。

月齢別病気予防スケジュール

年齢別に、健康診断と病気予防をまとめると次のようになります。

月齢 健康診断&病気予防項目
4週間 検便・駆虫
7週間 検便・駆虫・乳歯の検査
2ヵ月目 混合ワクチン(1回目)
ノミの予防開始
3ヵ月目 混合ワクチン(2回目)
4ヵ月目 混合ワクチン(3回目)
6ヵ月目 検便・駆虫(以降 3ヵ月毎に実施)
7ヵ月目 歯の検診、避妊・去勢手術
12ヵ月目 健康診断(以降 毎年2回)
15ヵ月目 混合ワクチン(以降 毎年1回)